馬齢を人間の年齢に照らし合わせてみる
馬齢を人間の年齢に照らし合わせてみると、まず競馬の出走が始まる2歳馬の夏~冬は大体中学生くらいの成熟度だと言われています。年が明けて3歳馬の春になるとこれが高校生くらい。さらに秋~冬には大学生くらいの感覚ではないかと思います。そして古馬と呼ばれる4歳以上の馬達は立派な社会人ということになるでしょうか。また、競走能力としてはどの馬も5~6歳を境に下り坂に入るのは間違いないようで、その衰え方が緩やかであればその後もある程度の活躍が継続できるということになるでしょう。ちなみに2011年現在のG1レース最高齢勝利は8歳馬で、重賞の最高齢雄勝馬はアサカディフィート10歳となっています。10歳ともなると人間でいえばもはや50歳前後とすら言われますから、頭が下がります。
2歳戦から3歳の春については、基本的に同い年の馬同士の戦いとなりますが、3歳春の大詰めの安田記念と宝塚記念は古馬が主役のレースながら、3歳馬も出走が可能になっている稀なレースです。今までは3歳馬が斤量差に恵まれながらも子供扱いされてきた現実がありましたが、2011年の安田記念では3歳馬のリアルインパクトが古馬達を相手に大金星を上げました。「3歳春の時点では古馬にかなうわけがない」とされてきたジンクスを見事に打ち破ったことになり、今後の3歳馬の春の動向にも影響を与えるかも知れません。高校生が社会人に混じって短距離走で全国優勝してしまったようなものですから、確かにすごいことですよね。